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FM Towns: Free Software Collection 7
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Text File
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1993-11-30
|
9KB
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251 lines
==============================================================================
【ソフト名】 Pilot Utility for MOPTERM Version 1.00
【作 者】 井の中の子猫 (Nifty-id:MHF03411)
【動作機種】 FM TOWNS シリーズ (要メモリー 2M)
【動作確認】 FM TOWNS II CX20 , T-OS V2.1L20
【開発言語】 F-BASIC386 コンパイラ V2.1 L10
【種 別】 フリー ソフトウェア
【転載配付】 基本的に自由(無断転載は禁止)
【著作権 】 作者が保持します
==============================================================================
PiLoT UTilitY for MOPTERM 使用手引き書
Copyright (c) Y.M 1993
1993.08.11
1.はじめに
TOWNSを使用する様になって以来,様々なフリーソフトウェアのお世話に
なってきました.中でも,MOPTERMとその仲間達(オートパイロット群)
は使用頻度が高い物となっています.今回,そういったフリーソフトウェアへの
感謝をこめ,パイロットの為のツールを作成してみました.
大きな効果が有る訳では有りませんが,それなりの機能にしたつもりですので
使ってみて下さい.
2.出来る事
2.1 圧縮機能
オートパイロットの実行に影響しない,コメントやスペース等の区切り記号を
カットし,小さいファイルにします.結果はオリジナル版の75~90%程度だと思
います.
2.2 リスト機能
オートパイロットの構造を分かり易く(?)段下げしたリストを出力します.
3.使用上の注意
3.1 圧縮機能を使用する場合は,オリジナルのオートパイロットをバックアップ
しておいてください(不具合の発生時の切り分け,復元の為).
3.2 圧縮機能・リスト機能共に,MOPTERMのパイロット制御文の文法解析
を行っている訳では有りませんので,不具合が出るかもしれません(単に,
文字の出現順序のみを見ています).
3.3 圧縮処理を行ったオートパイロットはコメント削除の結果,著作権表示等が
カットされますので,再配付等をしない様にして下さい(オートパイロット
に付属するドキュメントの注意事項を守って下さい).
3.4 特に大きな問題は無いと思いますが,当プログラムの問題でいかなる損失が
発生しても作者は補償の義務を負わないものとします.ご了承下さい.
3.5 入力対象のパイロットファイルは,更新ができる状態にしておいて下さい.
(書き込み禁止)リードオンリーでは処理しません.
3.6 パイロット出力先に同一ファイル名が有る場合,そのファイルを~.BAK
と言うファイルに変名します(~.BAKが既に有れば削除します).
3.7 リスト出力先に同一ファイル名(~.LST)が有る場合,そのファイルは
削除します.
3.8 当ソフトウェアの下記ファイルは,同一のディレクトリに配置して下さい.
また,ファイル名の変更はしないで下さい.
PLT_UTY.EXP , PLT_UTY.CFG
3.9 リスト出力機能は,パイロットの改行位置を意識した処理を行っています.
その為,圧縮機能等で改行を完全にカットしたパイロットを再入力した場合
その動作を保証しません.
4.実行方法
TOWNSシステムソフトウェアのコマンドモード,又は各種メニューから
実行出来ます(一番楽な方法は,4.1 の直接起動だと思います).
皆さんの環境に応じてPLT_UTY.CFG を修正してから実行して下さい.CFG の
定義内容についてはPLT_UTY.CFG を参照して下さい.
実行時のオプション指定もCFG ファイルのパラメタ指定とほぼ同様ですので
PLT_UTY.CFG を参照して下さい(違うのは = の指定が不要な事のみです).
4.1 PLT_UTY.EXP直接起動による方法
処理の為の全ての情報をPLT_UTY.CFG 等に定義し,ファイル表示ウィンドウ
でPLT_UTY.EXPをダブルクリックして下さい.
4.2 コマンドによる方法
コマンドモードで実行する場合は,実行時オプションによりPLT_UTY.CFG の
定義を追加変更する事ができます.なお,実行時のドライブ/ディレクトリは
任意の位置で構いません.
4.2.1 対象のPLTファイル名の指定方法
(1) いつも決まったPLTのみの場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP
PLT_UTY.CFGでPLTファイル名及び,圧縮形式等を指定する.
(2) 1つのPLTを指定する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP PLT A:\PLT\TARGET.PLT
PLT_UTY.CFGではPLTファイル名の指定は省略し圧縮形式等のみ指定する.
対象のPLT を指定する時にパスを指定した場合,出力/リストファイルも
同一のパスに出力する(指定しない場合CFG での指定に従う).
(3) 幾つかのPLTを一括指定する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP CFG-FILE A:\TARGET.CFG
PLT_UTY.CFGではPLTファイル名の指定は省略し圧縮形式等のみ指定する.
TARGET.CFGにて処理対象のPLTファイル名を指定する.
4.2.2 圧縮/リスト形式の指定方法
(1) 幾つかのPLT毎に指定する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP CFG-FILE A:\TARGET.CFG
PLT_UTY.CFGではPLTファイル名の指定は省略する.
TARGET.CFGにて処理対象のPLTファイル名と圧縮形式を指定する.
(2) PLT_UTY_CFGで指定した圧縮/リスト形式等を一時変更する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP ~ COMP 342 LIST 21
4.2.3 入力/出力パスの指定方法
(1) 幾つかのPLT毎に指定する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP CFG-FILE A:\TARGET.CFG
PLT_UTY.CFGではPLTファイル名の指定は省略する.
TARGET.CFGにて処理対象のPLTファイル名と入力/出力パスを指定する.
(2) PLT_UTY_CFGで指定した入力/出力パスを一時変更する場合
RUN386 A:\PLT_UTY.EXP ~ I-PATH A:\PLT1\ O-PATH B:\PLT1\
4.3 データ起動登録による方法
下記の登録をしてから,ファイル表示ウィンドウにて対象ファイルをダブル
クリックして下さい(登録時のディレクトリ移動については任意の設定が可能
です).
4.3.1 PLT/PLPを定義する場合
パス,ファイル名にPLT_UTY.EXP の指定を行う.パラメータにPLT を指定する.なお
この場合,出力/リストファイルは入力PLT と同一のパスに出力する.
4.3.2 CFGを定義する場合
パス,ファイル名にPLT_UTY.EXPの指定を行う.パラメータにCFG-FILEを指定する.
なお,登録時の拡張子をCFG以外にする事も可能である.
4.4 アイテム登録による方法
4.4.1 PLT_UTY.EXPを定義する場合
「4.1 PLT_UTY.EXP直接起動による方法」と同様全ての情報をPLT_UTY.CFG
等に定義して下さい.登録アイテム毎に処理対象/圧縮指定/リスト指定
をしたい場合は「4.2 コマンドによる方法」を参考にパラメータの指定を
して下さい.ディレクトリ移動については任意の設定が可能です.
4.4.2 ~.PLT/~.PLP/~.CFGを定義する場合
「4.3 データ起動登録による方法」に従った定義を行っておいて下さい.
ディレクトリ移動については任意の設定が可能です.
5.処理中断方法
5.1 BREAKキーによる方法
PLT ファイルやリストファイルの出力処理中は,BREAK キーを無視します.
5.2 PF10キーによる方法
PLT ファイルの各種処理(入力/圧縮/出力)を行っている最中に受付ると
その処理が終わってから処理終了します.
6.収録ファイル
このソフトウェアを導入すると,下記のファイルが提供される.
・実行に必要なファイル(同一ディレクトリに必ず必要)
PLT_UTY.EXP ・・ プログラム本体
PLT_UTY.CFG ・・ 実行環境定義ファイル
(定義の詳細説明及び定義例付)
・ドキュメントファイル
PLT_UTY.GGG ・・ 概要説明ファイル
PLT_UTY.DOC ・・ 機能説明ファイル(当ファイル)
・各種オートパイロット用CFG定義例
(オートパイロットの全ての動作確認をしたわけではありません)
FAPX.CFG ・・ FAPX のファイル名定義例
MFM.CFG ・・ MFM のファイル名定義例
NYAN_D.CFG ・・ NYAN_D のファイル名定義例
NYAN_E.CFG ・・ NYAN_E のファイル名定義例
NYAN_E2.CFG ・・ NYAN/E2のファイル名定義例
7.謝辞
冒頭にも書きました様に,このソフトウェア開発のきっかけとなったフリー
ソフトウェア(下記等)を提供して頂いている方及びその開発/動作確認等に
協力支援されている皆様に感謝の意を示します.
また,下記オートパイロット(フリコレ版など)には,テストデータとして
利用させて頂くと共に,CFG 例としてファイル名を収録させて頂きました.
モップ さん (PFF00570)作 MOPTERM
すけるとん☆ さん(NBE00503
/NAC03765)作 NYAN_E,NYAN_D
Yama-chan さん (PEE01244)作 FAPX
氷面鏡 さん (GEG01261)作 NYAN/E2
-なる-☆ さん (PGA01332)作 MFM
8.最後に
通常,パソコン通信はフロッピーとICMCのみで使用しており,1992年の
春頃に,自分用のPLT 圧縮プログラムを作成していました.今回のプログラム
はF-BASIC386コンパイラへのグレードアップ後1993年1月より作成しだしたの
ですが,仕事等の都合や全体的なロジック変更とリスト機能の付加に手間取り
なかなか完成しませんでした.今回,やっと満足いくレベルになったので公開
する事にしました.
作成にあたっては処理高速化,汎用性,エラー判断等にも十分に気を配った
つもりですが,まだまだ,不十分な所が残っていると思います.使用した時の
感想などコメントを頂ければ幸いです.
また,バグや圧縮/リスト機能の改善要望については出来るだけ対応しよう
と考えています(そんな要望なんてないかな?).
井の中の子猫